
こんにちは、管理職として日々奮闘している皆さんへ。
こんな悩み、ありませんか?
- 「ちゃんと伝えたはずなのに、部下が動いてくれない…」
- 「話しても反応が薄くて、やる気があるのか不安になる…」
- 「距離感がつかめず、指示しづらい…」
そんな“部下との会話モヤモヤ”を感じている方に、ぜひ読んでいただきたい一冊があります。それが、五百田達成(いおたたつなり)さんの著書『会話IQ』です。
そもそも「会話IQ」って何?
「会話IQ」という言葉、あまり聞き慣れないかもしれませんが、これは“相手の心に届く話し方”の力を示すもの。
いわば、「どう伝えるか」にフォーカスした会話の知能指数なんです。
頭の良さ=知識や論理力という時代はもう終わり。今求められているのは、相手に伝わる“伝え方”のスキル。これは才能じゃなく、トレーニングで誰でも身につけられると著者は言います。
とくに、部下を抱える管理職にとって、この力は業務成果にも直結。信頼される上司になりたいなら、まず「会話の質」を見直してみませんか?

管理職に限らず、チームリーダーの人も参考にしてみてくださいね!!
管理職にこそ刺さる!『会話IQ』の5つの極意
『会話IQ』には、読んだその日から使える「会話のコツ」が満載。中でも、管理職としてぜひ押さえておきたいのがこの5つです。
- 相手の話を最後まで聞く
- 共感の一言を忘れずに
- 指示はシンプル&具体的に
- 褒めポイントは具体的に伝える
- 沈黙を怖がらない
① 相手の話を最後まで聞く
よくありがちなのが、「ああ、それね」と話の途中で口を挟むパターン。でもそれ、“聞いてもらえなかった感”を与えてしまう原因に。
部下は、「聞いてもらえた」と感じたときに初めて心を開きます。頷きながら最後まで聞く――それだけで信頼がグッと深まります。
② 共感の一言を忘れずに
「それ、大変だったね」「そういう見方もあるんだね」
この一言、実はものすごく効くんです。アドバイスやダメ出しの前にまずは共感。これだけで、会話の雰囲気がガラッと変わり、“安心して話せる上司”という印象が残ります。
③ 指示はシンプル&具体的に
「とりあえずやっといて」では伝わりません。
「金曜までに、Aの資料を3枚、B部長へ提出して」など、行動レベルで明確に。相手がすぐ動ける指示を意識することで、誤解やすれ違いを防げます。
④ 褒めポイントは“具体的”に伝える
「よかったよ」では伝わりにくい。
「プレゼンの構成がすごく分かりやすかった」など、どこがどう良かったかを明確に伝えることで、部下のやる気もどんどん伸びます。
まずは褒める。それから改善点を伝える。この順番が、チーム全体の雰囲気を前向きに変える秘訣です。
⑤ 沈黙を怖がらない
部下が黙っている時間、気まずくて話を続けたくなる気持ち…よく分かります。でもその沈黙は、「今、考えている時間」かもしれません。
あえて待つ。“考える余白”を与えることで、相手の内側から答えが出てくる――そんな深い対話が生まれます。
リアルなエピソード:変わった40代課長の話
筆者の知人に、こんな方がいます。
「俺はちゃんと説明してるのに、なんで伝わらないんだ…」と嘆いていた40代課長。部下とのやりとりがうまくいかず、モヤモヤの日々。
そんなときに『会話IQ』と出会い、「とにかく“聞く”ことに徹してみよう」と実践したところ、なんと部下の方から自然と話しかけてくるように!
本人曰く、「聞き方ひとつで、こんなに空気が変わるのか」と驚いたそうです。
まとめ:『会話IQ』は信頼されるための「武器」
『会話IQ』は、ただの話し方マニュアルではありません。
それは、“信頼される上司”になるためのツールです。
・部下との距離がうまくつかめない
・会話しても手応えがない
・リーダーとしての自信が持てない
そんな悩みを抱えているなら、きっとヒントが見つかるはず。
あなたの言葉が部下の心にどう届いているか。その視点を持つだけで、日々の会話が変わり、チームが変わります。
「伝え方」を変えることは、「関係性」を変えること。
あなたも今日から、“会話IQの高い上司”を目指してみませんか?
📚この記事は、五百田達成著『会話IQ』を参考にしています。
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ながら聴きができるので、時間をうまく活用できます。


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