そのブレーキ、実は“よくできた安全装置”です
40代になると、どうしても頭の中にこんな声が増えてきませんか?
- 「前にも似たことやって、うまくいかなかったし…」
- 「また三日坊主になるだけだろうな」
- 「家族もいるし、失敗したら笑われそう」
若い頃に比べて「やってみよう!」より先に、「やめとこ」が出てくる。
この “見えないブレーキ”の正体 が、まさに「過去の失敗経験」です。
でも、このブレーキは
あなたがサボっているから生まれたわけでも、根性がないからでもない。
むしろ、
「同じ失敗を繰り返さないように」と
脳が全力で守ってくれている“安全装置”なんです。
だからこそ、ポイントは
「ブレーキをゼロにする」のではなく、
「ブレーキと上手につき合う」こと。
この記事では、そのための 具体的な5つの解決策 をお伝えします。
解決策①:失敗を「×」ではなく「データ」に変える
まず一番大事なのは、
「失敗=ダメな自分」 という考え方をやめることです。
- 英語の勉強が続かなかった → 「自分は意思が弱い」
- 副業ブログが続かなかった → 「自分は向いてない」
こうやって“自分責め”をすると、
次のチャレンジも 「また自分を嫌いになるだけだ」と感じてしまう。
そこでやることはシンプルで、
失敗を「結果」ではなく「データ」として扱う
ことです。
具体的なやり方:失敗メモを3行で書き換える
紙でもスマホのメモでもOKなので、
これまでの「うまくいかなかったこと」を1つだけ取り出して、3行で整理します。
- 【やったこと】
例:毎日30分の英語勉強をしようと決めた - 【続かなかった理由】
例:仕事から帰ってきたら疲れていて、机に向かえなかった - 【今ならどう工夫できそう?】
例:- 「30分」じゃなくて「5分」にする
- 朝、出社前にやる
- 通勤中に音声を聞くスタイルに変える
こうやって書き出すと、
- 「意思が弱い自分がダメ」ではなく
- 「やり方が合ってなかっただけ」と分かる
つまり
“失敗”じゃなくて“実験のログ”だったんだな
と気づけます。
解決策②:「小さすぎて笑えるくらいの一歩」から始める
40代のブレーキのもう一つの正体は、
「前と同じくらいちゃんとやらなきゃ」という完璧主義
です。
- 英語:毎日30分はやらないと意味がない
- ランニング:走るなら最低でも5kmは走りたい
- 副業:やるならちゃんと収益化しないと
この“ちゃんと”が重くて、スタートラインから動けなくなるんですよね。
そこでおすすめなのが、
「バカみたいに小さな一歩」から始める ことです。
▼ 具体的な例
- 英語 → 1日1フレーズだけアプリを開く
- ランニング → 家の周りを1周するだけ
- 副業ブログ → 毎日1行だけ文章を書く
「そんなので意味ある?」って思うかもですが、
大事なのは “習慣のスイッチ”を入れること なんです。
人間の脳は、一度始めると「ついでにもうちょっとやるか」と動きやすくなります。
逆に、始めない限り、いつまでも「やりたいのにやれてない自分」が続く。
だから、40代はあえて 「笑えるくらい小さいノルマ」 でOK。
これが、過去の失敗によるブレーキを“スルッ”と抜けるコツです。
解決策③:「期限つきの実験」として始める
過去に失敗した経験があると、
- 「どうせまた続かないよ」
- 「また中途半端で終わるだけ」
と、 “永遠に続けなきゃいけない”前提で考えてしまう ことが多いです。
そこでおすすめなのが、
「まずは2週間だけ」「まずは1ヶ月だけ」と“期限つきの実験”にしてしまうこと。
▼ こんなイメージです
- 「副業ブログをちゃんと始める」 → NG
- 「2週間だけ、毎日5分ブログにさわる実験をしてみる」 → OK
- 「ダイエットを本気でやる」 → NG
- 「1ヶ月だけ、夜の炭水化物を半分にしてみる」 → OK
期限を決めて「実験」として始めると、
- 「一生続けるプレッシャー」から解放される
- 「合うか合わないか試す」という軽さで動ける
- 失敗しても「このやり方は合わなかった」という“データ”になる
つまり、
「失敗したら終わり」ではなく
「失敗しても、合うかどうかが分かるだけ」
という感覚に変えられるんです。
解決策④:一人で頑張らない仕組みをつくる
過去の失敗がトラウマになっているとき、
もう一つのパターンが
「今度こそは!」と一人で密かに頑張ろうとしてしまう
ことです。
こっそり始めると、
うまくいかなかったときに誰にもバレないというメリットはありますが、
同時に 応援も、ツッコミも、励ましも入らない。
40代の「諦めブレーキ」を弱めるには、
“軽い宣言”と“ゆるい仲間” がかなり効きます。
▼ こんなやり方があります
- 家族やパートナーに 「ちょっと2週間だけ英語アプリ触る実験してみるわ」
と宣言しておく - 同年代の友人に 「夜に10分だけストレッチするチャレンジ、一緒にやらん?」
と声をかける - SNS(XやThreadsなど)で 「#今日の1行アウトプット」など、自分ルールのハッシュタグを作る
ポイントは、
「結果を報告する」より、「やった事実を淡々と共有する」くらいのライトさ。
人は「誰かに見られている」「誰かが気にかけてくれている」と感じるだけで、
行動の継続率がグンと上がります。
一人で「今度こそ…!」と気合いを入れすぎず、
“ゆるい見守り”をつくる イメージでいきましょう。
解決策⑤:「過去の失敗」の中にある“ちゃんとやれた自分”も見つける
過去の失敗が頭にこびりついているとき、
よくあるのが “途中まで頑張れた事実を全部なかったことにしている” パターンです。
例えば、
- 英語の勉強 → 「続かなかった」と感じているけど、
実は 1ヶ月は続いていた かもしれない。 - ランニング → 今はやってないけど、
最初の2週間はちゃんと走っていたかもしれない。
ここで試してほしいのが、
「過去の失敗の中から、“できていた期間”だけをピックアップする」 という作業です。
▼ ミニワーク:過去の失敗を書き換える
- 過去に「失敗した」と思っていることを1つ書く
例:「英語の勉強が続かなかった」 - その中で「続いていた期間」「やれていた工夫」を思い出す
例:- 最初の3週間は毎日やっていた
- 通勤時間にアプリで単語を見ていた
- お気に入りのYouTubeチャンネルを英語で見ていた
- その「できていたところ」だけを抜き出して、 「自分はここまではできていた」と書き直す
すると、
- 「失敗した自分」ではなく
- 「一部はちゃんとやれていた自分」も見えてきます。
これは自己肯定感を少しずつ回復させ、
「じゃあ次やるときも、あのやり方から始めてみよう」と
過去の経験を“財産”として使えるようになります。
40代は「諦めグセ」とつき合いながら進んでいく年代
40代になると、どうしても
- 失敗の数
- 守るものの数
- 比較する相手の数
が増えていきます。
だから、
「諦めるのが早くなったな…」
と感じるのは、ある意味では “ちゃんと生きてきた証拠” でもあります。
ただし、そのブレーキが強すぎると、
本当はやってみたいことまで封じ込めてしまう。
だからこそ、
- 失敗を「データ」に変える
- 小さすぎる一歩から始める
- 「期限つきの実験」にする
- 一人で抱え込まず、ゆるく周りを巻き込む
- 過去の失敗の中にも「できていた自分」を見つける
こんな工夫を少しずつ重ねていくことで、
40代からの挑戦はもっと“ラクに”“軽く”始められます。

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