40代の皆さん。 そして管理職の皆さん。
どうですか?ちゃんと管理職できてますか? 部下たちを上手にまとめていますか?
そして何より、自分自身のレベルアップのために何かやっていますか?
これまでこのブログの中で自己啓発系の発信をたくさん紹介してきましたが、なかなか時間が無くて挑戦すらできていないという人も多いはず。
でもいいんです。時間がないのは当たり前にことだし、無理してすることでもないと思います。
ただ、少しの時間はだれしもあるはず!今スマホを見て時間を消費している人はこのブログの更新くらいのスピードで学んでいけばいいんですよ。
大丈夫。 このブログはそんなに積極的な更新はできてないからいわゆるスローペースでゆっくり学んでいきましょう。
それでは今回、一緒に学んでいくことは、エクセルでよく聞く『マクロ』です。
エクセルを触ったことがある人はなんとなく聞いたことがあるはず。
それでは行ってみましょう!
私がマクロを知ったきっかけ
マクロという言葉は以前から耳にしたことはありましたが、「自分には縁がないもの」と思っていました。
そんな考えを変えたのが、あの日の後輩の姿です。
後輩は私よりずっと若く、パソコン操作もスピーディー。正直「世代の違いかな」と思っていましたが、聞いてみれば、特別なスキルを持っていたわけではなく、ただ「マクロを使っている」だけ。
さらに驚いたのは、マクロはプログラミングの知識がなくても、「記録」機能を使えば自分の操作を覚えさせられるということ。
つまり、普段自分がやっている作業を一度だけ操作して、その流れを保存すれば、次回からはワンクリックで再現できるというわけです。
マクロとは何か?初心者向けに簡単に
マクロは、ExcelやGoogleスプレッドシートに搭載されている自動化機能です。
たとえば、こんな作業を自動で行ってくれます。
- データのコピー&貼り付け
- フォーマット(色や文字サイズ)の設定
- 数式や関数の入力
- 集計や並び替え
イメージとしては、「あなたの代わりにパソコンが作業をやってくれるアシスタント」です。
しかも、同じ作業を正確に、そして高速にやってくれるので、ヒューマンエラーも減らせます。
マクロでできること(仕事編)
私がまず試したのは、仕事で毎月やっている「売上データの集計」でした。
手作業だとこうなります。
- 元データを開く
- 必要な列だけコピー
- 集計用のシートに貼り付け
- 不要な列を削除
- 書式を整える
- 月ごとに合計を出す
これを毎月やっていたのですが、マクロで記録すると、ボタン一つで一瞬。
「え、こんなに早く終わっていいの?」と戸惑ったほどです。
しかも、マクロは一度作れば翌月も再利用できるので、同じ作業を何度もやる必要がありません。
マクロでできること(家計管理編)
よく例として紹介されるのは『家計簿です』
銀行やクレジットカードの明細をExcelやスプレッドシートに貼り付けて、
- 日付順に並べ替え
- 支出項目ごとに分類
- 月ごとの合計を計算
- グラフを作成
という作業をマクロ化。
今では毎月の家計簿作りが5分以内で終わるようになりました。
おかげで家計の見直しも楽になり、無駄な支出に気づくスピードが上がりました。
失敗談
もちろん、最初からすべて順調だったわけではありません。
一番の失敗は、「間違った作業を記録してしまった」こと。
例えば、必要な列をコピーするときに1列多く選んでしまい、そのまま保存。翌月も同じ間違いを繰り返すことに……。
この経験から学んだのは、マクロ記録前に「正しい作業手順」を紙に書いて確認することです。
一度記録してから修正するのもできますが、初心者は最初にしっかり手順を固めたほうが失敗が減ります。
Excelでマクロを始める方法(記録編)
- 開発タブを表示
「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」→「開発」にチェック - マクロの記録を開始
「開発」タブ→「マクロの記録」 - 普段通りの作業を行う
- 記録を停止
「開発」タブ→「記録終了」 - 実行
「開発」→「マクロ」→作成したマクロを選択→「実行」
Googleスプレッドシートでマクロを始める方法
- マクロを記録
「拡張機能」→「マクロ」→「マクロを記録」 - 普段通りの作業を行う
- 保存して名前をつける
- 実行
「拡張機能」→「マクロ」→作成したマクロを選択
後輩から学んだ小ワザ集
- ショートカットを組み合わせるとさらに高速化
- 複数のマクロを1つにまとめると作業が一括処理できる
- **条件分岐(もし○○なら××する)**を覚えると応用の幅が広がる
家計管理の応用編
マクロを使えば、家計簿も「ほぼ自動化」が可能です。
私がやっているのは、銀行明細を貼るだけで以下が自動で処理される仕組み。
マクロを使うときの注意点(エビデンス付き)
① 不審なマクロは絶対に開かない
マクロ付きファイルは、ウイルスやランサムウェアなどの侵入経路になることがあります。
Microsoftは、インターネットからダウンロードしたファイルのマクロをデフォルトでブロックするよう仕様を変更しました。これは、マクロが悪意のあるコード(マルウェア)に使われるリスクを減らすためです。
つまり「知らない人からもらったマクロ付きファイル」は、まず開かない・無効にすることが鉄則です。
② 自分で作成したマクロ以外は慎重に扱う
Googleスプレッドシートのマクロ(Apps Script)については、次のような意見があります。
「自分が作ったマクロなら安全。ただし他の誰かが作ったものは、許可を求められるまで実行しないほうがいい」
また Redditの投稿でも同様の指摘があり、
「スクリプト(マクロ)は自分でコードを書いた場合は大丈夫。他人のコードには十分注意」
との声が寄せられています。要するに、他人から提供されたマクロやスクリプトは、内容をよく理解してから実行することが重要です。
③ 設定を適切に使って安全性を高める(Excelの場合)
Excelには、マクロの動作を制御するマクロセキュリティ設定があります。設定には次のような選択肢があり、安全性を高めるには適切な設定を選ぶことが大切です:
設定項目 | 説明 |
---|---|
Disable all macros without notification | マクロをすべて無効化(通知も無し) |
Disable all macros with notification(デフォルト) | マクロは無効化するが通知あり、必要に応じて実行可 |
Disable all except digitally signed macros | デジタル署名付きマクロのみ許可(安全性高) |
Enable all macros(推奨されない) | すべてのマクロを許可(セキュリティリスクあり)Microsoft サポート+1 |
おすすめは「署名付きマクロのみ許可」か「通知ありで選択実行」です。特に「署名付き」だと、発信元の確認ができて安全性がぐんとアップします。
④ データのバックアップも忘れずに
自動処理によるデータの不整合や消失リスクを避けるためにも、マクロをかける前に必ずファイルのバックアップを取っておくことが大切です。
この点についても、教育機関のガイドでは「有害なコードから身を守るために、ウイルス対策ソフト/バックアップ体制を整えておくこと」と推奨されていますi
- 支出を「食費」「光熱費」「交際費」などに分類
- 各項目の合計を計算
- 月ごとの支出推移をグラフ化
このおかげで、節約のポイントがすぐに見えるようになりました。
挫折しないコツ
- 最初は「ほんの小さな作業」を自動化
- 完璧なマクロを目指さず、「時間を減らす」ことを目的に
- 後輩や同僚に聞く(私はこれで一気に上達)
まとめ
マクロは、難しいイメージがあるかもしれませんが、実は初心者でも「記録機能」を使えばすぐ始められます。
私も最初は半信半疑でしたが、今では仕事も家計管理も格段に楽になりました。
一度覚えれば、これから先ずっと使えるスキルです。
「毎月同じ作業を繰り返している」と感じている方は、ぜひ今日からマクロを試してみてください。
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