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『給料が上がる人、上がらない人のたった一つの違い』を読んで気づいたこと

40代を過ぎると、多くの人が「このまま給料は上がらないのでは?」という不安を抱くのではないでしょうか。私自身も同じでした。会社員として長年働いてきましたが、昇給幅は年々小さくなり、後輩がどんどん追い上げてくる。そんな中で出会ったのが、本書『給料が上がる人、上がらない人のたった一つの違い』です。

タイトルを見たとき、正直「そんな魔法のような違いが本当にあるのか?」と半信半疑でした。けれど、読んでみると「なるほど」とうなずかされる部分が多く、自分自身の働き方を見直すきっかけにもなりました。

この記事では、本書を読んで私が感じたこと、特に40代・50代に差しかかったビジネスパーソンが共感できるポイントを中心にレビューしていきます。もし「これから給料を上げたい」「会社で評価されたい」と考えている方がいれば、ぜひ最後まで読んでみてください。


目次

本の概要

著者はビジネスの現場で数多くの人材を見てきた方で、昇給や昇進の裏側にある「人事の視点」を明かしてくれています。

タイトルの「たった一つの違い」とは何か?気になるところですが、要は 「自分の価値を会社にどう示すか」 という点に尽きるのだと思います。

多くの人は「頑張っていれば給料が上がる」と信じています。しかし、実際にはただ頑張るだけでは不十分。会社や上司に「あなたがいることで業績が上がる」「組織にプラスの影響がある」と認めてもらわなければ、給料は上がらないのです。

この視点を持てるかどうかが、給料が上がる人と上がらない人の大きな違いだと著者は指摘しています。


印象に残ったところ

給料は「会社からの期待値」

「給料は会社が自分に対して払う期待値である」という言葉が心に残りました。
つまり、いくら努力しても「会社があなたに何を期待しているか」を外してしまえば評価にはつながらないのです。

たとえば、資料作りを完璧にすることに何時間もかけても、それが会社の成果に直結しないなら評価は上がらない。一方で、売上を伸ばしたり、新しい仕組みを導入して業務を効率化したりすれば、会社から見て「必要な人材」となるわけです。

私自身も、若い頃は「上司に言われた仕事を完璧にこなすこと」こそが評価につながると思っていました。しかし40代になって、後輩でも同じようにできる仕事が増えてくると「差別化」が難しくなります。本書を読んで、その理由がよく分かりました。


自分の「見せ方」が大切

もう一つ印象的だったのは「自分の仕事をきちんと見せる」ということです。

日本人は謙虚さを美徳としますが、ビジネスの現場では「やっていることをアピールしない人」は損をします。著者は「評価は透明性がないと生まれない」と言います。つまり、自分が何を成し遂げたのかを、上司や周囲に分かるように伝えなければいけないのです。

これは私も耳が痛い部分でした。正直「わざわざアピールするなんていやらしい」と思っていましたが、冷静に考えれば「やっていないと思われる」よりは、しっかり伝える方がよほど健全ですよね。


成果は「量」より「質」

著者が繰り返し強調しているのは「たくさん働いたから給料が上がるわけではない」ということ。
むしろ「会社にとって価値のある成果を出せるか」がポイントだと語ります。

これはまさに40代以降に突きつけられる課題だと思います。若い頃は体力勝負で長時間働けても、年齢を重ねるとそれが難しくなる。そのとき、いかに「短時間で成果を出す仕組み」を持っているかが大事になります。


自分の体験と照らし合わせて

私自身、40代になってから「なぜ給料が上がらないのか」と悩むことが増えました。20代・30代は毎年昇給して当たり前でしたが、40代に入ると昇給額はわずか。むしろ役職に就くかどうかで大きく差が出るのです。

そんな時期にこの本を読んで、ハッとしました。
「自分は会社の期待に応えているだろうか?」
「単に言われた仕事をこなして満足していないか?」

思い返してみると、確かに「成果をどう見せるか」についてはほとんど考えていませんでした。上司から評価されないと愚痴をこぼす前に、自分の価値をどう示すかを工夫するべきだったのです。


本を読んで得た「給料が上がる人の習慣」

私が本書から学んだポイントを、自分なりに整理すると次の3つになります。

  1. 会社の期待を知ること
     → 自分が頑張りたいことではなく、会社が求めることを優先する。
  2. 成果を可視化すること
     → どんな数字や改善につながったのかを報告する。
  3. 長時間労働ではなく仕組み化を意識すること
     → 自分がいなくても回る仕組みを作れる人は評価される。

これらはどれもシンプルですが、日常業務で意識できている人は意外と少ないのではないでしょうか。


読者へのアドバイス

もしあなたが40代・50代で「もう給料は上がらないだろう」と諦めかけているなら、この本は一度読んでみる価値があります。なぜなら、「年齢」ではなく「考え方と行動の違い」でまだまだ道が開けると教えてくれるからです。

特に管理職やリーダー職を目指す方にとっては、部下の育成や組織改善という形で「会社の期待に応える」方法がたくさんあります。逆に「ただ言われたことをこなすだけ」では年齢を重ねるほど不利になるのだと実感しました。


まとめ

『給料が上がる人、上がらない人のたった一つの違い』を読んで、私は「給料は努力の対価ではなく、会社からの期待値」だと改めて理解しました。そして、その期待に応えるためには「成果を出すこと」だけでなく「成果をどう見せるか」も同じくらい大切だと気づきました。

40代・50代になると、キャリアは「守り」に入りがちです。でも本書は「まだまだ給料を上げられる」「まだ伸びしろはある」と背中を押してくれる一冊でした。

もし今、仕事の評価や昇給に悩んでいるなら、この本を手に取ってみることをおすすめします。あなたが「給料が上がる人」になるヒントが、きっと見つかるはずです。


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この記事を書いた人

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