会社での出来事で多くのストレスを抱えている人は多くいると思います。
例えば、上司からの嫌がらせ、自慢話、何か接触があったわけではないのに何かと感じる不安とストレス。
毎日そういう気持ちで会社に行くと自分の中の何かが少しづつ削れていく…。
そういう気持ちになっている人はいませんか?
かくいう私もその一人です。
いや、でした。
この表現の方が正しいのかな?
管理職になって気づいた「孤独」という壁
私は数年前、勤続10年の節目で課長に昇進しました。
周囲からは「おめでとう」と祝福され、家族も喜んでくれました。
正直、その時は「やっと認められた」「自分も一人前だ」と胸を張っていました。
ところが、現実はそんなに甘くなく…
部下を持つ立場になった瞬間、これまでのように同僚と気軽に愚痴をこぼすこともできなくなり、上司との板挟みになることもしばしば。
評価面談、数字のプレッシャー、組織の決定に納得できない時も、自分の感情を飲み込むしかない。
なにか自分じゃないような感覚。
気づけば、周囲に人はいるのに「ひとりで仕事をしているような」孤独感に包まれていました。
特に印象に残っているのは、ある冬の夜のこと。
残業を終えてオフィスを出ると、誰もいない廊下に自分の足音だけが響く。
窓に映る自分の顔を見て、「これが管理職ってことなのか」と、ふとため息が出ました。
自分が望んだ立場のはずなのに、なぜこんなにも苦しいのか。
その答えが分からないまま、気力も自信も少しずつ削られていきました。
そんな時に出会った一冊
『うまくいっている人の考え方 完全版』(ジェリー・ミンチントン著)
ある日、書店で何となく手に取った一冊の本が、私の考え方を大きく変えるきっかけになりました。
タイトルは『うまくいっている人の考え方 完全版』。
ビジネス書というよりも、「生き方」を整えてくれるような内容でした。
ページをめくるうちに、まるで自分の心の中を見透かされたような感覚に襲われました。
それまで「部下のため」「会社のため」と頑張ってきたつもりが、実は“自分を後回し”にしていたことに気づいたのです。
本の中には、「自分を大切にできない人は、他人も大切にできない」という言葉があります。
最初は耳が痛かったのですが、何度も読み返すうちにその意味が少しずつ腑に落ちてきました。
管理職という肩書きに縛られ、完璧であろうとするあまり、自分を追い込んでいたのは自分自身だったのです。
めいぶ忙しい毎日の中でも、通勤時間や休憩中に“耳から学び”を取り入れられるし、 meibu も通勤時にこの本を聴いて、何度も心を落ち着かせる時間を持つことができましたよ。
心に響いた「うまくいっている人の考え方」
この本には短いながらも深いメッセージがいくつもあります。
その中でも、私の心に残ったものをいくつか紹介します。
1. 「他人の評価で自分の価値を決めない」
以前の私は、上司や部下の反応に一喜一憂していました。
「ちゃんと見られているだろうか」「嫌われていないだろうか」──。
常に誰かの目を気にしていたのです。
でも本書では、「自分の価値は自分が決めるもの」と説かれています。
この言葉を意識し始めると、驚くほど心が軽くなりました。
他人の評価は「参考意見」くらいに受け止めて、自分の基準を持つ。
それが本当の自信につながるのだと気づきました。
2. 「過去を後悔せず、今に集中する」
「あの時こうしていれば」と過去を悔やむ時間は、誰にでもあると思います。
私も、部下への対応や会議での判断を思い返しては、何度も落ち込んでいました。
けれども、この本ははっきり言います。
「過去は変えられない。変えられるのは“今の自分の考え方”だけ。」
この言葉をノートに書き写して、デスクの横に貼りました。
何かに迷った時は、それを見るようにしています。
すると少しずつですが、“過去にとらわれる自分”から解放されていきました。
3. 「完璧を目指さない勇気」
管理職になると、「ミスできない」「全部把握しないと」と思いがちです。
でも完璧を求めすぎると、どんどん自分を苦しめます。
ミンチントン氏はこう言います。
「完璧である必要はない。誠実であればいい。」
この一文を読んだとき、胸の奥がスッと軽くなりました。
部下に完璧を求めず、自分にも優しくすること。
それこそがチームをうまく回すコツなんだと実感しました。
考え方を変えたら、職場も変わった
本を読んでから少しずつ意識を変えていくと、不思議なことに周囲の反応も変わり始めました。
以前は「何でできないんだ」と部下を責めることが多かった私が、
今では「どうしたらうまくいくかな?」と一緒に考えるようになりました。
それだけで、職場の空気が柔らかくなったのです。
上司との関係も同じです。
以前は「理解してもらえない」と感じていましたが、
本にあった“他人は変えられない、自分の態度を変える”という教えを実践したら、
不思議と会話のトーンが穏やかになり、衝突も減りました。
周囲を変えたのではなく、自分の「考え方」を変えただけ。
それがこんなにも大きな変化をもたらすとは思いませんでした。
同じように悩んでいるあなたへ
もし今、会社での人間関係に疲れていたり、
「自分だけが孤独だ」と感じている方がいたら、
ぜひこの本を読んで(聴いて)みてください。
きっと、心の奥にあるモヤモヤが少しずつ晴れていくはずです。
そして何より、「自分を大切にする」という本質的なテーマに気づけると思います。
人生や仕事がうまくいかない時、
私たちは“何かを変えなきゃ”と思いがちですが、
実は“考え方”を少し変えるだけで、見える景色が変わるのです。
まとめ ~一歩を踏み出す勇気を~
この本を読んで(聴いて)気づいたのは、
「心の持ち方が人生を変える」ということです。
管理職になっても、立場が変わっても、人間関係の悩みはつきものです。
でも、どんな状況でも「自分を責めずに、自分を大切にする」ことを忘れなければ、
必ず道は開けます。
あの頃の私のように、孤独の中で頑張っている人へ。
ほんの少しでいいんです。
考え方を変えてみる勇気を持ってみてください。
きっと、心の中に小さな光が灯るはずです。
まずは行動してみましょう。
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