「あれ? ビットコインまた上がってる!」――ここ数日(7 月 3〜5 日)の動きをざっくりまとめると、10 万ドル台前半→ほぼ11 万ドルあたりまでスルスルっと戻しています。
なぜ?価格が上昇したのか?背景を5つのポイントに絞ってみました👇
主な理由は以下になります。
スポットETFにおカネがドッと入った
- 2 日間で約10億ドルの純流入。主役はブラックロックの「IBIT」とフィデリティの「FBTC」など。
- ETFはビットコイン現物をそのまま買う仕組みなので、流入 = 買い圧力アップ。
「金利そろそろ下がるかも?」ムード
- 市場では「年内に3回利下げ」を見込む声も。金利が下がると株や仮想通貨などリスク資産におカネが回りやすいんです。
規制リスクがちょっと和らいだ
- 米上院を通過した 「GENIUS法案」 が、ステーブルコイン(ドルと連動する仮想通貨)のルールを整えそう、という安心感。
- 「とりあえずアメリカでクリプトは締め付けられないかも」という見方が買い材料に。
GENIUS法案?
アメリカで「ステーブルコイン(例:USDC)」を安心して使えるようにするためのルール作りの法案です。
〇 発行するにはライセンスが必要 → 誰でも発行できなくなります。
〇 1ドル=1コインを保証する仕組み → 現金や国債でしっかり裏付け。
〇 ルールを守ればアメリカで合法的に使える → 安心して企業や銀行も参入できる!
そもそも7月は勝ちやすい月
- 過去12年の平均は+7.5%。半減期(4 月)後という“供給減フェーズ”も重なり、「季節性+需給」で追い風。
みんな“デジタル金”として見直し中
- 国債増発やインフレ懸念で「ビットコイン=価値の避難先」というイメージが再点火。株も最高値付近で、「リスクオン」にまとめ買いが入りやすいタイミングでした。
いま何を気をつける?
チェック項目 | 要点 |
---|---|
ETFの流入ペース | 毎日プラスが続くかがカギ |
11 万ドルの壁 | 抜けなければ一服も |
金利・雇用統計 | 「利下げ後ずれ」で売りが出る可能性 |
規制ニュース | GENIUS法案の審議次第で揺れる |
短期的には「押し目待ちに押し目なし」ムード。
ただしボラティリティ(価格の振れ幅)は大きいので、無理のない範囲&余裕資金でどうぞ。
ワンポイントメモ
- ETFの純流入額は株でいう出来高みたいなもの。 大きいほど「みんな買ってる」サイン。
- 半減期=マイニング報酬が半分になるイベント(今回は2024 年4 月)。供給が減るぶん、価格は上がりやすい傾向。
- ステーブルコインは「クリプト版ドル預金」みたいな存在。ルールが明確になると全体の信用度が上がる、という構図です。
この記事は情報提供を目的としたもので、投資判断はご自身の責任でお願いしますね!
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