グッと来た本『書くのがしんどい』
文章を書くのって、しんどい。
これ、正直なところ多くの人が思ってるんじゃないでしょうか?
・SNSで投稿するとき、なんだか言葉が出てこない
・仕事のメール、一言をひねり出すのに時間がかかる(かなり億劫…)
・日報?ブログ?日記?もう無理無理、何書いていいか分からん!
そんな「書くの苦手民」にこそ読んでほしいのが、竹村俊介さんの『書くのがしんどい』という一冊です。
本が苦手な人でも、スルスル読める。
まず言いたいのが、この本、めちゃくちゃ読みやすい!
なんかこう…「小難しい文章術の本かな」と思って手に取るのをためらう気持ち、よく分かります。でもこの本は、いい意味で“ゆるい”んです。
口語的でテンポもよくて、まるで友達に語りかけられてるような感覚。しかも、途中で出てくる例文がリアルで、「あー、あるある!」って思わず笑ってしまうレベル。
だからどんどん読み進んでしまうんです。
「うまく書かなくていい」って、救われた。
この本の核心はここ。
「うまく書くこと」よりも「書くことをやめないこと」の方がずっと大事。
上手に書けないから…とパソコンを閉じたり、投稿をやめたりした経験、ありませんか?
でもこの本の中では
「しんどい時は“出せるところ”だけ出せばいい」
この言葉、じんわり刺さります。
100点の文章を目指すんじゃなくて、まずは書けるところから、出してみる。
それでいいし、それが続けるコツ。
気が付けば完璧を目指す文書になりがちです。
なので完璧を目指しているうちに書くことにストレスを感じてしまいます。
だから80点くらいの仕上がりが丁度いいんです。
書くことが「苦しみ」から「ちょっと楽しい」へ
読んだあと、すごく肩の力が抜けました。
「文章を書く」って、構えなくてもいいんだなって思える。
たとえるなら、誰かにLINEする感覚で、文章を書いていいんだよって教えてくれるような本。
この感覚は覚えておきたいですね。
こんな人におすすめ
- 書くのが苦手で、いつも後回しにしてる人
- 完璧を目指して手が止まってしまう人
- ブログ、SNS、メール…何かしら発信したいけど一歩踏み出せない人
- 「読書は苦手だけど、何かヒントがほしい」と思っている人
最後にひとこと
「書けない」と感じるあなたにこそ、この本は優しい味方になってくれます。
頑張らなくていいし、上手じゃなくていい。ただ、「ちょっと出してみる」、その背中をそっと押してくれる。
もしも最近、「なんかしんどいなぁ」と感じているなら、本屋でちょっと手に取ってみてください。
コーヒー片手に、ぱらぱらめくっているうちに、「あ、なんか書いてみたいかも」って思えるかもしれませんよ。
ぜひ、読んでみてください!
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