「Node.jsってよく聞くけど、なんだか難しそう…」
「プログラミングに詳しくない私でも理解できる?」
そんな疑問を持つ方のために、この記事では Node.jsを小学生でもわかるようにシンプルに解説 していきます。専門用語はできるだけ使わず、もし出てきてもすぐ横で説明しますので安心してくださいね😊
小学生って…。そう思っている40代、50代の人はとにかく読み進めてください。
この記事を読み終わるころには、
- Node.jsがどんなものか
- どんな場面で使われているのか
- npm(エヌピーエム)とはなにか
- そして、なぜ多くの人に使われているのか
がスッキリ理解できるはずです!
そもそも「プログラミング言語」ってなに?
パソコンやスマホは、人間と同じ言葉(日本語や英語)をそのまま理解することはできません。そこで必要になるのが「プログラミング言語」です。
プログラミング言語とは、人間がコンピュータに命令するための特別な言葉です。例えば「数字を足して答えを出す」「音楽を再生する」といった指示を、コンピュータが理解できる形にする役割を持っています。
世の中にはたくさんのプログラミング言語があります。
- Python(パイソン):AIやデータ分析で人気
- Java(ジャバ):銀行システムや大規模アプリに使われる
- C言語(シーげんご):機械や電子機器のソフトに強い
- JavaScript(ジャバスクリプト):ウェブページを動かすために生まれた
この中でも今回の主役は JavaScript です。
JavaScriptとブラウザの関係
普段、インターネットを使うときは ブラウザ(Chrome、Edge、Safariなど)を利用しますよね。JavaScriptはもともと ブラウザの中だけで動く言語 でした。
たとえば、
- 「ボタンを押したら画面が切り替わる」
- 「フォームに文字を入力したら確認が出る」
こうした動きを実現しているのがJavaScriptです。
でも、昔のJavaScriptには大きな制限がありました。それは…
ブラウザの中でしか使えなかった ということです。
つまり、
- パソコンの中のファイルを直接操作する
- ネットの裏側(サーバー)で動く仕組みを作る
といったことはできなかったのです。
Node.jsとは?
そこで登場したのが Node.js です。
Node.jsをひとことで表すと、
「JavaScriptをブラウザの外でも動かせるようにした道具」 です。
Node.jsが登場したことで、JavaScriptは次のようなことができるようになりました。
- サーバー(インターネットの裏側のコンピュータ)を作れる
- パソコン上で動くアプリを作れる
- スマホアプリやIoT機器(家電など)に使える
つまり、JavaScriptの活躍の場を一気に広げたのがNode.jsなのです!
IoT機器(アイオーティーきき) とは、
「インターネットにつながっている身近な機械や家電」のことです。
IoTは Internet of Things(モノのインターネット) の略で、今までネットにつながっていなかった「モノ」が、ネットとつながることで便利になる仕組みを指します。
例えば:
スマートスピーカー(音声で家電を操作できる)
スマート冷蔵庫(中の食材を管理したり、スマホで確認できる)
スマートエアコン(外出先からオン・オフできる)
スマートドアロック(鍵をスマホで操作できる)
こうした「ネットとつながって便利になった機器」のことを IoT機器 と呼びます。
ゲーム機にたとえると?
イメージをもっと分かりやすくするために、ゲームにたとえてみましょう。
- JavaScript = ゲームソフト
- ブラウザ = ゲーム機(Nintendo Switchなど)
- Node.js = そのゲームをSwitch以外でも遊べる万能ゲーム機
つまり、JavaScriptというゲームソフトを、ブラウザという特定の機械だけでなく、いろんな場所で遊べるようにしたのがNode.jsなのです。
npm(エヌピーエム)とは?
Node.jsをインストールすると、一緒についてくるのが npm(エヌピーエム)です。
npmは簡単にいうと、
「Node.js専用のアプリストア」 です。
例えばスマホにはApp StoreやGoogle Playがありますよね。それと同じで、npmを使うと世界中の人が作った便利なプログラムをかんたんにダウンロードできます。
コマンドの例:
npm install ○○
と入力するだけで、その「○○」という名前のツールを自分のパソコンに入れられます。
ゼロから全部作らなくてもいい。効率的に開発できる。これがnpmの最大の魅力です。
Node.jsはどこで使われているの?
「でも実際、Node.jsってどんなところで使われているの?」と思いますよね。
実は世界中で広く使われていて、私たちがよく知っているサービスでも大活躍しています。
- Netflix(映画配信サービス)
- LinkedIn(ビジネスSNS)
- Uber(配車サービス)
- PayPal(オンライン決済)
これらの企業は世界規模で多くのユーザーにサービスを提供していますが、その裏側でNode.jsが動いています。つまり、私たちが普段使っている便利なサービスの多くは、Node.jsのおかげで成り立っています。
なぜNode.jsが人気なの?
ここで、Node.jsが世界中の開発者に愛されている理由をまとめてみましょう。
- JavaScriptがそのまま使える
新しい言語を覚えなくても、すでにJavaScriptを知っていればすぐに使える。 - 高速に動く
Node.jsは「非同期処理(ひどうきしょり)」という仕組みを使い、同時にたくさんの仕事を効率よくこなせます。これがスピード感につながります。 - npmが便利
世界中の便利なツールを自由に使えるので、開発がぐっと楽になる。 - 大企業も使っている安心感
NetflixやPayPalなどの有名企業が採用しているため、信頼性が高い。
Node.jsをインストールするには?
「自分のパソコンでも試してみたい!」と思った方のために、簡単に流れを説明します。
- 公式サイトにアクセス(Node.js公式サイト)
- 「推奨版」をダウンロード
- ダウンロードしたファイルを開いて、画面の指示に従って進める
たったこれだけでOKです。特別な知識は必要ありません。インストール後は、黒い画面(ターミナルやコマンドプロンプト)を開いて、
node -v
と入力すれば、バージョンが表示されて正しくインストールできたことが確認できます。
Node.jsを学ぶとできること
Node.jsを学ぶと、こんなことができるようになります。
- 簡単なウェブサーバーを作る
- チャットアプリを作る
- データを保存・読み出す
- 自動化ツールを作る(毎日同じ作業をパソコンに任せられる!)
「ちょっと試してみたい」という気持ちがあれば、インストールして動かすだけでも楽しい体験になります。
まとめ
ここまでを整理しましょう。
- Node.js → JavaScriptをブラウザ以外でも動かせるようにする道具。
- npm → Node.js専用のアプリストア。
- Node.jsはNetflixやUberなど有名サービスの裏側でも使われている。
- 人気の理由は「速い」「便利」「信頼性がある」から。
難しそうに見える言葉も、シンプルにとらえればとっても身近な存在です。まずは「Node.jsって便利な道具なんだな」と理解できれば十分ですよ😊
あなたへの質問
ここで少し考えてみてください。
あなたは「Node.jsを実際に自分のパソコンに入れて使ってみたい」ですか?
それとも、
「言葉の意味だけ知っておきたい」ですか?
どちらのタイプかによって、次に読む記事が変わってきます。あなたのペースに合わせて、プログラミングの世界を楽しんでみてくださいね!
この記事が少しでも「Node.jsってそういうことか!」という気づきにつながれば嬉しいです。
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